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[原発事故]吉田調書 朝日新聞 [フクイチ] [原発]

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 吉田昌郎(よしだまさお)氏(2013年死去)東京電力福島第一原発元所長が原発事故に関する政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「聴取結果書」いわゆる、「吉田調書」を朝日新聞が独自に入手し昨日から、朝日新聞デジタル等で連載が始まった。

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 吉田調書は全7編で構成されており、総文字数はおおよそ50万文字。A4で四百数十ページの分量である。


 この調書の存在は知られていたが、当時の菅内閣が非公開を決めていたものである。また、政府事故調解散後、調書を引き継いだ現内閣も、開示するつもりがないと表明している。

スクリーンショット 2014-05-21 08.11.07.png


 どのようなルートでこの調書が表に出たのかは分からないが、驚くべき内容が含まれているようだ。


 昨日の内容では、驚いたのは、外国メディアが福島第一原発に残って対応に当たった数十人を「フクシマ・フィフティー」として褒めたたえたのだが、実際は多の所員が所長の命令に反して、福島第二原発に逃げてしまった結果に過ぎないことが分かった。本来ならば、過酷事故が起こったときに対応をしなくてはならない幹部職員も含めて対応を放棄していた。


 もう一つは、東電は原子炉の爆発を避けるために、ドライベントを計画していて、なおかつ、政府がその情報を住民に知らせないようにしていたことである。ドライベントは原子炉内部と大気が「水」によって壁が作られているウエットベントとことなり、原子炉内部と大気が直接ふれあってしまう方式であり、住民に危険が伴うので、住民に対して告知が必要である。たとえ、遠くに逃げることが出来ないにしろ、屋内にとどまるように指示は出来たはずである。


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本日以降も、「吉田調書」についての記事は続くそうです。今日にある方は、是非、自分で読んでください。


原発において、過酷事故が起こったとき、電力会社、政府がどのような対応をとるのか。再稼働の議論が進む中、過去の反省をしっかりしてからでないと、前に進んでは行けないのではないでしょうか?





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