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酔拳2 本当のエンディング [映画]

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 ジャッキー・チェン主演の香港映画「酔拳2」〔1994年)の本当のエンディングが話題になっていたので、簡単にメモしておく。

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https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51EIIswV7HL._SL500_AA300_.jpg

 ジャッキーが演ずるフェイフォンは酔拳(酒を飲んで、よっぱらっうと、拳法の達人になる)を使って活躍するというのが、この「酔拳」シリーズなのだが、「酔拳2」では、工業用アルコール(メチルアルコール)を飲んで酔拳を使ってしまった。悪者をやっつけたのは良かったのだが、工業用アルコールを飲んだために、後遺症が出てしまったというところまで、香港、および中国で配給されたオリジナル作品では演じていた。

 日本を始め、海外配給作品では、この部分を「障害者差別」であると、削除して公開されていた。作品の意図は、「儒教的には、酒を飲むと罰が下る」ということに、基づいた物で、障害者を差別する意図は全くなかったが、誤解を防ぐ意味で、削除したそうである。

 この部分の動画を探してきました。
日本、及び、国債配給版では、この冒頭のジャッキーがシャボン玉を吐き出すところで、作品はおわり、エンドロールにつながっている。

 これを見てみると、確かに、誤解を生んでしまい可能性があるなと感じる。また、身近に障害者がいなくとも、不愉快さを感じることは否定できない。

 ところで、この動きを見て、韓国の「病身舞」を思い出してしまった。
日本統治下の韓国では、障害者差別であると、この「病身舞」を禁止したが、戦後、この「病身舞」は復活したそうだ。差別に対しての考え方は、国それぞれで違うのであろうが、儒教的精神があれば、少なくとも「障害者差別」は排除するべきものであると考えるのでは無いだろうか。

 ただ、儒教の場合は、「障害者」を助けるのは、お上(かみ)の仕事であり、個人が助ける(ボランティア)という精神にまでは昇華していない。これが、キリスト教徒と異なるところだと思う。

 話はそれてしまいましたが、考えさせられる、オリジナルエンディングです。
 





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タグ:酔拳2
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